事故で夫を失った鹿野うる波。でも彼女には、亡くなった夫が見え、変わらぬ愛のある生活を送っている。周囲の人間に精神を心配されながらも自分の信じる愛を貫く彼の周りには、また違う種類の「周囲には理解されがたい愛」を抱えた人たちが現れる。機械と人間、子供と大人、兄弟姉妹など、愛の在り方が問われる。
所感
・重い。とにかく重い。表紙が動物たちの可愛いイラストだったので、ハートウォーミングなストーリーかと思ったら全然違った。2回目を読み返すことができなかった。
・「認めなければ」と義務に感じる時点で、私は受け入れられていないんだろうな。受け入れるって何だろうな。すごくもやもやした黒いものが心に残る。
・表現がなめらか。プリンみたいに。そこは素敵なんだけど、なんせ内容が重い。
・ページ数自体はそんなにないけれど、内容が重いからすんなりとは読めない。3日くらいはかかる。
星:★★ 読みたいけど読めない気がする。
星の基準
★:一度読んだら終わり
★★:何度でも読みたい